〈季節の手仕事〉2022年6月 梅シロップ

Recipe

続いての梅仕事は、梅シロップです。

梅シロップに使用したのは梅酒と同じく和田農園さんの青梅。

梅シロップの作り方は、人によってさまざま。梅を凍らしたり、梅に穴を開けて作るというレシピもありますが、私は1番手がかからない作り方で、今まで失敗もしていないので、今回は簡単で美味しくできるレシピをご紹介します。

基本の梅シロップのレシピ

材料

梅 500g
砂糖 500g
りんご酢 75cc

お砂糖はきび砂糖でもグラニュー糖でも作れますが、氷砂糖で作るとすっきりとした甘さで、梅の風味が引き立つ仕上がりになります。

穀物酢でもよいですが、りんご酢は穀物酢に比べてツンとしなくてフルーティーなのでおすすめです。

▲この写真は届いた直後の青梅。
▲今回はこちらのりんご酢を使用しました。

作り方

1.梅を洗ってヘタを取り水気を拭く
洗った梅のヘタを竹串や楊枝を使って取り除き、清潔な布巾やキッチンペーパーで拭く。(水気はカビの原因になるのでしっかりと)

2.保存容器に梅と氷砂糖を入れる
熱湯またはアルコール消毒した清潔な瓶に、氷砂糖と梅が交互に重なるように入れる。

3.りんご酢を注ぐ
リンゴ酢を注いだら、蓋をしてから、リンゴ酢の水分が梅とお砂糖にかかるように瓶をゆっくり傾ける。
お酢なしで梅と氷砂糖だけでも作れますが、お砂糖が上手く溶け切らないと発酵しやすくなり、アルコール臭や苦味が出てしまう可能性があります。お酢を入れるとお砂糖が溶けやすくなるので、少量入れるのがおすすめです。

4.保存する
お砂糖が溶けて瓶の底に溜まるので、1日1回、瓶を倒して優しく転がして、まんべんなく混ざるようにする。

▲梅と氷砂糖を瓶に入れて、リンゴ酢をまわしかけたところ。

10日くらい経つと、お砂糖は完全に溶けて、梅の表面にしわができています。

3週間ほど経つと梅のエキスがシロップに出るので、梅は取り出します。梅を長期間つけておくと渋みが出たり、発酵の原因になるからです。(砂糖が完全に溶けて、梅がしわしわになるのが目安)

できあがったシロップは、お水やお湯、炭酸水で割ったりして飲みます。梅の風味とりんご酢の爽やかな酸味がさっぱりとして、疲労回復に効果的です。

熟した梅でアレンジバージョン

今年は、青梅+氷砂糖のオーソドックスな梅シロップに加えて、熟した梅×カソナード(きび砂糖)バージョンを作りました。出来上がったシロップの色や香りの違いを楽しむことができました。

▲氷砂糖に加えて、カソナードを少し混ぜてみました。
▲シロップの色も黄金カラーになりました。
▲梅を取り出して、小さな瓶に移し替えました。

梅雨入りしたかと思ったら、連日暑い日が続きますね。美味しい梅シロップで暑い夏も乗り切りましょう。
皆様、お身体ご自愛くださいね。

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