夏に使いたい 涼しげなガラスのうつわ

うつわ

今年はあっという間に梅雨が明けて、本格的に暑い夏がやってきましたね。

暑い季節には、食卓にも涼しげな質感のガラスのうつわを使いたくなります。

今日はお気に入りのガラスのうつわを4点ご紹介。どれも作家さんの作品です。

作家さんのうつわには、大量生産されたものとは違った美しさがありますが、中でもハンドメイドのガラスのうつわは、手に取った時のあたたかみが違うように感じます。

奥平明子さん   オーバル皿S

オーバル皿S
サイズ:W16.5㎝×D15.5㎝×H3㎝

九品仏エッケプンクトで開催された個展で購入。

透明度が高くシンプルなデザインでありながらも洗練された印象のプレート。サイズはS、M、Lの3サイズ展開です。

▲オーバルのこのサイズはケーキにもちょうどいい大きさです。
▲ほぼフラットですが、少しふちが立っているので、多少汁気があるものも大丈夫です。

奥平明子さん  |  Akiko Okudaira

2000年 東京ガラス工芸研究所卒業。

神奈川県葉山町の自宅に併設した工房で制作をしています。吹きガラスで一点ずつ手作業で制作しているため、同じアイテムでもひとつひとつの作品に個性があります。手吹きらしい自然なラインと独特のゆらぎがとても美しいです。

おおやぶみよさん 星月夜鉢

星月夜鉢
サイズ:口径140-145mm/高さ55-60mm


まず名前に惹かれ、白金台甘晴で購入。作家さんの思いやイメージを感じることができ、食事をよそう食器としてだけでなく、アートを見るような気持ちでお迎えしました。

「星月夜」とは、月が出てないのにも関わらず星だけで空が明るい夜のこと。その情景を表現したこの鉢には、美しい気泡が閉じ込められています。

気泡の入り方に同じものはひとつもないので、店頭で在庫を全て見せていただき、2枚を選びました。

▲ゆらぎのある形はひとつひとつ個性があって、選ぶのも楽しいです。
▲底部分の面積は小さいですが、深さがあります。
▲美しい気泡。

おおやぶみよさん  |   Miyo Oyabu

2003年沖縄にてアトリエを設立。設立以来、吹き、成形、仕上げ、など完成に至るまでの工程を一貫して一人で製作し続けており、器、オブジェ、照明など、製作するアイテムによりガラスの素材を替え、全く異なるガラスの表情を創り出している。

高山浩子さん ちるらんボウル

ちるらんボウル小
サイズ:φ10.5 H5.5

ひさかたの 光のどけき 春の日に
静心なく 花の散るらむ (紀友則 古今集)

ネットで一目惚れしてギャラリーくわみつ通販サイトで購入。

クリアのガラスにカラフルなドットが散りばめられていて、風鈴やヨーヨーなど涼しげな夏の風物詩を連想させるような涼しげなうつわです。

▲カラフルなドットだけでなく、気泡の入り方も美しいです。
▲お食事よりも、ヨーグルトやデザートを入れたい雰囲気です。
▲覗き込みたくなる素敵な柄。

高山浩子さん | Hiroko Takayama

せともので有名な和食器の産地、愛知県の瀬戸でガラスの器を手がけている作家さん。広告デザインのお仕事にデザイナーとして関わった経験もあり、デザイン性に優れ、ガラスの美しさや楽しさがこめられた作品作りをされています。

小野田郁子さん 丸鉢うす紺

丸鉢うす紺
サイズ:直径 約12cm x 高さ約6cm

青山のVA-VA CLOSING&VARIETYで購入。

この紺色は沖縄の残波という泡盛の瓶のリサイクルでできているそう。

厚手のガラスはしっとりと手に馴染む感触で、ハンドメイドならではのあたたかみが感じられます。

このうす紺のカラーがとても好みで、ダイヤグラスも持っているのですが、次はフラットプレートが欲しいと狙っているところ。なかなか東京での個展の機会がないため、個人的に今1番個展に行く機会を心待ちにしている作家さんです。

▲深さが十分あります。
▲紺色ですが、透明感があるので涼しげです。
▲よく見ると小さな気泡が入っています。

小野田郁子さん  |  Ikuko Onoda

琉球ガラスの第一人者「吹きガラス工房 虹」の稲嶺 盛吉 氏に11年師事。

2009年10月に「吹きガラス工房 彩砂」を開設。

昔ながらの琉球ガラスの製法で作品を作り続けています。

今回ご紹介したのは、偶然にも女性作家さんばかり。柔らかであたたかみのあるフォルムからも女性らしさを感じます。

手に入りやすいメーカーのガラス製品もたくさん愛用しているので、また別の機会にご紹介したいと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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