〈季節の手仕事〉2022年6月 赤しそシロップ

Recipe

今日は6月から8月にかけて出回る赤しそで作る、赤しそシロップを作りました。

数年前から毎年欠かさずに作っていて、私にとって体調を崩しやすいこの季節のお守り的存在。

赤しそは疲労回復力に優れ、食欲促進の効果があるため夏バテ予防にぴったり。

赤しそは出回る期間が短いので、見つけたらぜひ作ってみてくださいね。

赤しその効能について

赤しそに期待できる効能として、下記があげられます。

○殺菌・防腐作用
香り成分「ペリルアルデヒド」には強い殺菌、防腐作用があり、食中毒の予防に効果があるといわれています

○アレルギー症状の緩和
ロスマリン酸は、アレルギーの反応や炎症の原因となるヒスタミンの放出を抑えることがわかっています。

○食欲増進
しその爽やかな香りは、ぺリアルデヒドという芳香成分によるものです。この香りにより、食欲を増進する作用が働きます。

○皮膚や粘膜の健康を維持する効果
有害な活性酸素から体を守る抗酸化作用や、免疫を増強する働きがあるβカロチンの含有量は、野菜の中でもトップクラスと言われています。

○目の健康に働きかける効果
アントシアニンは疲れ目や視力の向上に効果があるとされています。

しその名前の由来

紫蘇は中国では古来、薬草として使用されてきました。

生薬名は「蘇葉(そよう)」または「紫蘇葉(しそよう)」その昔、食中毒で死にかけていた人に紫の紫蘇の葉を食べさせたところ、蘇ったことが生薬名の由来と伝えられています。

赤しそは現在も漢方薬で使われる素材です。

薬膳の考え方では紫蘇は温性の食材であり、身体を温めて気血を巡らせる働きがあると言われています。

赤しその葉を乾燥させたものは「蘇葉(そよう)」と呼ばれ、食欲増進や毒消し、自律神経の調整などに使われています。

赤しそシロップレシピ

材料

赤しそ 1袋(300g)
青じそ 5枚-10枚
お水  1ℓ
氷砂糖 500g
レモン果汁 1/2個

青じそはなくても作れますが、加えると香りが良くなるので、おすすめです。

▲例年は群馬県産のものをよく見かけますが、今回は埼玉県磐田市産のものを購入しました。

作り方

  1. 葉を摘み取って洗う。
    赤しその葉っぱを茎から摘み取り、流水でよく洗う。
  2. 煮出す。
    沸騰したお湯に、赤しそと青じそを入れて中火で10分煮る。
  3. 氷砂糖を加える。
    しそを取り除き、氷砂糖を入れ、10分ほど氷砂糖が溶けるまで中火にかける。
  4. レモン果汁を入れる
    粗熱が取れるまで冷ましたら、レモン果汁を搾って入れる。
  5. 保存する。
    熱湯消毒またはアルコール消毒した清潔な容器に、濾しながら注ぎ入れる。

作った直後から飲めますが、翌日以降のほうが味が落ち着いて美味しくなります。

▲葉っぱを茎から摘み取ります。
▲固い茎の部分は使いません。
▲流水でよく洗ったら
▲沸騰したお湯で中火にかけます。
▲茹でると葉の色は紫から緑に。あまりぎゅうぎゅう絞るとシロップに渋みが出てしまうので、優しく絞ります。
▲レモンを入れる前は、濃い紫色をしていますが
▲レモン果汁を入れると、赤い色素シソニンがレモンの酸に反応して、色鮮やかに発色します。
▲熱湯消毒した清潔な保存瓶に入れて、冷蔵庫で保存します。
プラスチックの容器はパッキンが赤く染まってしまうので、ガラスのWECKの瓶を使用しています。
いちごの柄もかわいいのでお気に入り。
付属のガラスキャップではなく、別売りのプラスチックの蓋があると冷蔵庫保管も安心です。

出来上がったシロップはお水や炭酸水で割って飲んだり、かき氷のシロップにしたり、ゼリーにするのもおすすめです。

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