デンマークのHYGGEから学ぶ幸せな暮らし

DAILY LIFE

About this blog でも少し書いたように、このブログでは「キッチンからつくるヒュッゲな暮らし」をテーマにしています。

今回はおすすめの本のご紹介と、私たちの生活にヒュッゲを取り入れるポイントについて考えてみました。

HYGGE(ヒュッゲ)とは?

デンマーク語で「満ち足りること」という意味のノルウェー語が由来と言われています。

ひとことで直訳できる日本語がないのですが、「心地よい空間」や「人と人とのふれあいから生まれる、あたたかさ」のこと。

物質で満たされるのではなく、人とのふれあいやリラックスした時間で満たされることを大切にした考え方です。

その意味には決まった形がなく、家族みんなで食卓を囲む空間も、1人でお気に入りのマグカップでコーヒーを飲む時間もヒュッゲなのです。

この言葉はデンマークが世界幸福度ランキングで常に上位に位置する秘訣として話題になりました。

ヒュッゲから学ぶ5つのポイント

ヒュッゲに欠かせない5つのポイントをご紹介します。

家族や大切な人と過ごす時間を大切にする

デンマークの冬は夕方4時になると外が暗くなることもあり、残業せず仕事を定時に終わらせて、家族や大切な人と時間を過ごします。ワークライフバランスが取れ、時間の余白のある生活をおくることはヒュッゲの基本と言えるのかもしれません。

リラックスできる空間づくりをする

例えば、空間の雰囲気を大きく左右するあかり。デンマークでは日常的にキャンドルを灯す習慣があり、「ヨーロッパキャンドル協会」によると、デンマークは1人当たりのキャンドル消費量がヨーロッパのなかで最も多い国だそう。またキャンドルの他にも照明にこだわり、ほのかな明るさと温かみが生まれるような工夫をしています。そしてDIY好き。おうちの中で快適に過ごせるように、暮らしを整えること自体も楽しみのひとつなのかもしれません。

自然に触れる

デンマークの長い冬を耐えて迎えるあたたかい季節には、森を散歩したり、海に出かけたり、芝生で寝転んだりと、人々は豊かな自然の中でゆっくりと過ごします。人口が少ないこともあり、多くのお家に広いお庭があり、その面積は家の2〜3倍ということも珍しくないんだとか。ここでも作り込んだガーデニングよりリラックスできるお庭づくりをするのがデンマーク流。ブランコなど子どもの遊具を置いたり、バーベキューをしたり、家庭菜園を楽しんだり。お天気の良い季節には屋外でたくさんの時間を過ごします。

お気に入りのものを大切に長く使う

デンマークの消費税は25%ということもあり、ものを頻繁に買い替えるより、厳選したものを長く大切に使うことで必然的にシンプルな暮らしをする傾向にあるようです。日本でも愛される北欧のインテリアブランドを見ても、丈夫なつくりで、あきのこないシンプルなデザインのものが多いように感じます。

おいしいケーキとコーヒーでひと息つく時間を持つ

甘くて美味しいデニッシュの発祥はデンマーク。デンマーク人は大の甘い物好きです。ヒュッゲとおいしいものは切っても切り離せません。甘いものでなくても、コーヒーでなくても、大切なのは自分が好きなものに囲まれて、ほっとできる時間をつくることです。

ヒュッゲに関するおすすめの本

北欧の暮らしやヒュッゲについていくつかの本が出版されていますが、
私がおすすめする本はこちら

「デンマーク幸福研究所」というシンクタンクのCEOを務める著者による本で、解説は、デンマーク出身で
20年以上日本にお住まいのフラワーアーティストであるニコライバーグマンさん。
幸せという抽象的なものに関する数々のデータにあわせて、絵や写真もたくさん入っているので読み応えがありながら、
眺めるのも楽しい1冊です。

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まとめ

デンマークの長い冬は日照時間が短いことや厳しい寒さが特徴的で、気候的には恵まれた環境とは言えません。それでも世界一幸せな国と言われる理由は、

ヒュッゲの考え方を通して、デンマークの人たちが小さな工夫や心のもちようで
人生の幸福度を高められることを知っているからなのではないかと思います。


2020年以降、コロナ禍で旅行に行くのも難しくなり、おうち時間が増え、日々の暮らしに小さな幸せを見つけることが人生にとってとても大切なことだと気付かされました。

そんな今だからこそ、ヒュッゲから学ぶことは多いはず。

充実した社会保障制度や労働環境など、デンマーク特有の要素もありますが、今あるものに目を向けて、ヒュッゲのエッセンスを取り入れながら、理想の暮らしづくりをしていきたいと思っています。

このブログを読んでくださる方の暮らしをより豊かに、満ち足りたものにするための、小さなヒントになれば嬉しいです。

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