私はお料理はもちろん、調味料が好きで、お料理好きの人の使っている調味料紹介を見るのも大好き。
おすすめと聞いたらいろいろと試してみたいので、今だにベストは決めきれないのですが、私も今現在、愛用している調味料をまとめてみようと思います。
良い調味料を使えばシンプルな調理でもごはんが美味しくなって、お料理も楽しくなります。
調味料は少しずつですが、毎日使うもの。
できるだけ、原材料や製法にこだわっていたり、生産者の方の想いが感じられるものを選びたいと思っています。
今回は「さしすせそ」と言われる基本調味料編。
「さしすせそ」とは?
料理のさしすせそとは、日本料理の調理に欠かせない調味料の頭文字をとったもの。「さ」はお砂糖、「し」は塩、「す」はお酢、「せ」はしょうゆ(古語:せうゆ)、「そ」はみそのことで、味付けをする順番に並んでいます。
調味料 味付けの順番のポイント
砂糖
お砂糖の分子の大きさは塩の分子にくらべて約6倍も大きく、食材にしみ込むのに時間がかかるので、分子が小さい塩などを加える前に加えます。
塩
塩は食材から水分を外に出して引きしめる働きがあるので、塩を入れるタイミングはお砂糖を入れた後がよいといわれています。塩の分子は小さく砂糖よりもしみ込みが早いので 、砂糖の後に加えるようにします。
酢・醤油・味噌
過熱に弱く香りが飛びやすいので、長時間の加熱は避け、最後に加えるようにします。
私の愛用調味料2022
砂糖
喜界島のきび砂糖
精製されたお砂糖は、精製する過程でサトウキビの本来持っているミネラルやビタミンが除去されてしまうことや、GI値が高く、血糖値が急激に上昇しやすいと言われているので、できるだけ精製されていないお砂糖を選ぶようにしています。
今は親戚から送ってもらった喜界島のきび砂糖を使用しています。
奄美群島の北東部にある喜界島産。サトウキビの栽培に適した環境で育った深みのある味わいでしっかりとした甘さとコクがあります。
大東製糖 素焚糖
自分で買うことが多くお料理に使っているのは、こちらの素焚糖。
様々なきび砂糖を試しましたが、これが1番くせがなく、お料理全般に使えるのでお気に入り。
素焚糖は奄美諸島産さとうきび原料だけを使用しています。 さとうきび原料のもつミネラルと風味をぎゅっと閉じ込めるよう、じっくり焚き上げ、自然な結晶を作り上げました。 純粋なショ糖から構成されている精製糖と比較するとカリウムで約20倍、カルシウム約8倍、マグネシウム約7倍、と様々なミネラルがしっかりと残っています。
塩
海塩と岩塩の特徴と使い分け
海塩にはマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが豊富なので全般的に海塩を使用しますが、海塩に含まれるにがり(=塩化マグネシウム)の成分はタンパク質を凝固させる働きがあり、お肉が固くなってしまうので、肉料理には岩塩を使っています。
Celtic Sea Salt
ケルティックシーソルト ファイングラウンド
メインで使用しているのはこちら。iHerbで購入しています。
非加熱で非加工なのでこのような薄いグレー色をしています。塩化ナトリウムを体の外に出す役割を持つカリウム、カリウムやマグネシウムなど、身体に欠かせないミネラルがそのまま残っています。
粒子の粗いタイプと細かいタイプがありますが、私はミルがなくてもそのまま使える細かいタイプのファイングラウンドを使用しています。
iHerbのおすすめ商品はまたご紹介したいと思っています。
ヒマラヤ岩塩 ピンクソルト
お肉料理の下味や、仕上げにキリっと塩味を効かせたい時に使っているのが、ピンクソルト。
パキスタン、ネパール、チベット、インド産の岩塩の総称をヒマラヤ岩塩と呼びます。カルシウムやカリウム、鉄や銅など、他の岩塩と比較しても多くのミネラル成分が含まれています。 また塩辛さは控えめで、ミネラル特有の甘みや旨味が感じられ、マイルドな口当たりが特徴です。
ろく助の塩
以前もブログでご紹介したろく助塩。無添加で旨味がプラスできるので、いまやもう欠かせない調味料のひとつです。
酢
村山造酢 京酢加茂千鳥
江戸享保年間(1716年-1730年)に創業した歴史ある村山造酢で作られている千鳥酢は、現在も京都の料亭で愛用されています。米と熟成した酒粕で仕込まれた米酢で、酸味はまろやかでツンとしないので、とても使いやすいお酢。手に入りやすいものの中で、美味しい味、安心の原材料、良心的な価格で、お気に入りです。
酸度:4.5%
原材料:米(国産)、酒かす、アルコール
醤油
フンドーキン 吉野杉樽 天然醸造醤油
こちらはどこでも手に入りやすいものですが、職人の手によって作られた醤油。醤油は微生物による自然界の産物と考えられていて、無数の小さな穴の開いた吉野杉の木樽には微生物が住み着き、職人が微生物の力が活きるいい環境を作り上げているそう。国産大豆と国産小麦、天然塩を原料にした天然醸造で、熟成期間は1年以上。深みのある香りとまろやかな味わいです。
原材料:大豆(国産)、小麦(国産)、食塩
ナチュラル・ハーモニー 木樽熟成醤油
自然栽培の原料で「天然の蔵付き菌で醸した醤油」をつくりたいという想いから始まった天然麹菌の醤油づくり。1795年(寛政7年)創業の「栄醤油醸造」の先祖代々伝わる木桶で仕込む伝統的な造りの醤油は、天然菌特有の深みある一品です。
原材料:大豆(国産)(遺伝子組み換えでない)、小麦、食塩
鎌田醤油 だし醤油
こちらは長年愛用しているだし醤油。1965年に誕生して50余年のロングセラー商品です。本醸造醤油に、屋久島産のさば節・かつお節、北海道産の昆布など全国から選りすぐった厳選素材の一番だしをブレンドした、風味豊かなだし入り万能醤油。お刺身や、お浸し、卵かけごはんなど、かけるだけのお料理にはよくこちらを使っています。
原材料:しょうゆ(国内製造)、みりん、食塩、ぶどう糖果糖液糖、水あめ、砂糖、さば節、かつお節、たん白加水分解物、こんぶ/調味料(アミノ酸等)、アルコール
味噌
昨年の12月に仕込んだ自家製味噌。美味しくまろやかに仕上がりました。市販のお味噌をいろいろと試していましたが、これというものが見つからずにいたので、自分好みのお味噌が自分の手で作ることができて嬉しいです。
自家製味噌
今回は、毎日のように使う調味料のご紹介でした。
基本調味料以外のおすすめもたくさんあるので、また次回まとめてご紹介したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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