おいしいDIARY#26 dari K カシュ-チョコ

おいしいDIARY

先日ギフトでいただいたのは、京都を拠点に構えるBean to Bar専門店 dari K のカシューチョコ。

今回いただいて初めて知ったブランドだったのですが、美味しいことはもちろん、特筆したいのは、自然環境やカカオ豆生産者を取り巻く環境への取り組み

カカオ産地は発展途上国が多いため、インフラ整備が不完全であったり、総じてカカオ農家は貧しく、原始的な生活の中にいるというのが現実。カカオ栽培の労働者の中にはたくさんの子どもたちもいて、「児童労働」が問題となっていることや、農家さんの多くが自分達の栽培するカカオ豆で作られるチョコレートを食べたことがないという話を聞いたことがあり、チョコレート好きな私は以前からとても気になっていました。

そうした問題に向き合い、dari Kでは、生産者の努力が報われる社会を実現するための仕組み作りがされていて、生産者、消費者、環境がAll -winになるようにという様々な取り組みが素晴らしいと感じました。

「お買い物は投票」と言われることがありますが、これからも消費者として買って、贈って、応援したいと思う素敵なブランドに出会うことができました。

dari K カシュ-チョコ

カシュ-チョコ

賞味期限:常温1ケ月

原材料:チョコレート(カカオマス、砂糖、ココアバター)(国内製造)、カシューナッツ、ココアパウダー、(一部に乳成分・大豆・カシューナッツを含む)

インドネシア・スラウェシ島産の世界最大級のカシューナッツを、同じ産地のカカオから作ったダークチョコレートでコーティングした一粒。

▲ブランドロゴが彫られた木の蓋のパッケージ。
▲コーヒーやお酒にも合うチョコレート。
▲柔らかく大粒のカシューナッツがビターチョコレートでコーティングされています。

Shop Information

dari K
ダリケー
京都府京都市北区紫竹西高縄町72-2

https://www.dari-k.com/

前職は外資系金融アナリストという異色の経歴を持つ吉野慶一さんが、カカオを巡る不条理を変えたいという思いで、「カカオを通して世界を変える」というミッションのもと2011年、京都で立ち上げたチョコレート店。

世界有数のカカオ生産国でありながら、その正しい扱い方を知らないがために、今まであまり注目されていなかったインドネシアのカカオ豆に注目し、カカオ豆の栽培指導から自社で一貫して手掛けるブランドです。

Dari Kをはじめるにあたり、吉野さんは独学で、カカオ豆の発酵、焙煎からチョコレートの製造までの技術を習得したとか。

2016年には現地法人「PT Kakao Indonesia Cemerlang(PT KIC)」をに設立し、農家がDari Kと取引できる条件を表した「KICスタンダード7ヶ条」を掲げました。
この項目をクリアした数に応じて、相場以上の価格でカカオを買いとることを約束。生産者の努力が報われる社会を実現するための仕組み作りがされています。

「KICスタンダード7ヶ条」
1. アグロフォレストリー農法の実践
2. 無農薬・減農薬および有機栽培(化学肥料から有機栽培への移行中を含む)
3. 強制労働および児童労働なし
4. 作業における危険な用具の不使用
5. KICの始動による発酵コントロール
6. トレーサビリティ100%
7. KICおよび協業グループによる持続可能な農園管理指導

KIC-PT - 生産者と消費者、日本と開発途上国を繋ぐより良い社会の実現
PT KIC は、インドネシアのカカオ農家指導や技術供与をすることにより、生産性の向上やカカオの高品質化を実現し、農家の所得向上や、生産者が「やりがい」を感じられる社会づくりを目指します。
おいしいDIARY
美味しいものを食べたり探したりすることが大好きな私がリピートして買っているものや、思い出の味、いただいて嬉しかったもの、新しく見つけた美味しいものを勝手にご紹介します。
メジャーなものからマイナーなもの、お取り寄せからネットで買えるものまで。
順不同で自分の備忘録を兼ねて記録しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました